

〈京壽 つゆ芝 金古木〉バーズアイメープル
こんにちは。
本日は、とても珍しく貴重な「バーズアイメープル」
という木材からできているお仏壇を紹介いたします。
京壽 つゆ芝 サイズは尺四とスリムなお仏壇。
バーズアイメープルとは、カエデ科のハードメープル種にごく稀に現れる
とても珍しい杢目をもった美しい木材です。
渦を巻くような、丸い鳥の目のようにも見えることから、
バーズアイメープルと呼ばれています。
日本では鳥目杢(ちょうがんもく)とも言われています。
ハードメープル2000本の中に1本ほどの割合でしか現れることのない、
非常に稀少な木からさらに、その木の表面近くのおよそ五分の一しか
採ることができないほど、バーズアイメープルは希少価値の高い木材なのです。
その杢目の美しさや高級感から
〈木の大理石〉とも呼ばれるほどです。
その見た目の美しさだけでなく、非常に優れた耐久性もあり、
高級家具や高級車の内装にも使われています。
また、このお仏壇の名前にもなっている「つゆ芝」
露芝(つゆしば)は、細い三日月形の芝草、露が玉状に宿った様子を描いた柄です。
朝の日差しによって消える露は、〈はかなさ〉を表現しています。
古くから儚いものの美しさに魅せられ、愛でる日本の美学が垣間見れる作品でもあります。
桃山時代から江戸時代にかけて能装束にも用いられました。
現代でも好んで用いられる趣のある柄です。
つゆ芝の上を跳ねる鈴虫は、螺鈿細工という日本の伝統工芸に用いられる装飾技法で描かれています。
表面はセルロースラッカー仕上げ。
セルロースラッカーとは、天然の繊維を原料にして作られた塗料です。
木材との相性が良く、高い透明度があり、光沢も美しく、杢目を綺麗に見せます。
しかし、手間と時間がとてもかかる仕上げなので、
今では高級家具や、高級な楽器などにしか使われません。
同じシリーズの経机もございます。
京壽 つゆ芝 金古木
デザインでは昔ながらの日本の趣を感じさせ、使用している木材はバーズアイメープル
まさに和洋折衷な芸術性の高いお仏壇です。